今回バズッカーでご紹介するのは、世界最小の車ピールP50(写真1)です。ピールP50は1960年代にイギリスで生産された自動車です。ピールP50について徹底的にレビューしていきます。写真1からもわかるように人一人がやっと乗れるくらいのスペースしかありません。場合によっては、血流がわるくなり手足に痺れを感じる方もいるかもしれません。他のミニカーと呼ばれる車と比較してみても明らかに小さいのがわかります。
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ピール50の概要
P50はシティカーとして設計された。コンセプトは「大人一人にショッピングバッグ一つ」で、居住空間は必要最低限であり、ドライバー1人が乗り込むと買物袋程度の積載が行える程度であった。ボディはグラスファイバー製で、ドアは左側に1枚のみ備えている。灯火類はフロントに1つのヘッドライトとリアに2つのブレーキランプを備え、ウインカーはフロントにのみ装着された。ワイパーは1本のみフロントガラスの上部に装備された。エンジンは4.2馬力を発生するモペッド用の49ccの2ストロークエンジンで、最高速度は61km/hを誇り、公称燃費は2.8 L/100kmであった。車体が60kg弱と非常に軽量。
(引用元:Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BBP50)
動画もあるので、是非確認してみてください。
ピール50と他社ミニカーを比較
右の画像はBMWのバブルとMiniクーパーです。(写真2)そして左側がピールP50です。(写真3)この3台を比較してもわかるようにピールP50はまるでおもちゃのようです。実際にイギリスで販売されたピールは3年で47台の売上となった。このことからもわかるようにニーズがほとんどありませんでした。
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ピールの全長は1,340mm、全幅990mm、全高1,000mmとこの数字からもわかるように男性が乗ると非常に狭く閉塞感を感じるでしょう。実際にイギリスの番組トップギアの中で身長180センチ以上の司会者がピールに乗り込む姿があります。(写真4)司会者がピールに乗り込むと身動きが取れないように見えます。また、ピールは女性向けに製造されているため、荷物を置くスペースを確保する事ができましたが、男性が乗る場合はそのスペースを確保することも困難に見えます(写真5)
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ピールP50でドライブするとこうなる!
ピール50で車道を走ると写真6、7のようになります。バスと比較するとそうとう小さいのがわかります。また、これほど小さいとかえって他の車からする邪魔に感じるでしょう。先程もお伝えしたとおり最高時速が60km/時なので、原付とあまり変わらないという事がわかります。ただ、ピール50に乗ると多くの人に注目されるので、注目されたい人にはおすすめかもしれません。ただ、万が一事故にあった場合かなり高い確率で死亡してしまうでしょう。クラシックカーなのでもちろんエアバッグはありませんし、車体に使用されている素材も衝撃にはかなり弱いはずです。
ピール50で事故を起こすとピール50が更に小さくなってしまいますね・・・。
更に下記の画像8、9でもわかるようにピール50は、その大きさから歩道や横断歩道を渡ることもできます。しかし、日本でこれをやると警察に捕まる可能性があるので、十分に注意が必要です。
ピールP50の斬新な使い方!
ピールP50は、小さい上にかなり軽量に作られているため、持ち運びが可能です。総重量はなんと60kg未満です。なので、下記の写真10、11のようにビルの中に持ち込むこともできます。
ただ、持ち運べるとはいえ総重量が60kg弱あるので、片手で持ち運ぶとなると腕力と体力を相当消費してしまうかもしれません。ピールP50を購入したら運転後、持ち運んでみたいものです。
しかし、写真からもわかるようにホントに目立ちます。周りの人の表情が唖然としてます。
一度はこんな事してみたい!
みなさんの中には一度は社内を自転車、バイクで駆け回りたい!と思ったことはないでしょうか。
いつか社長になったら下記の写真12のように社内を爽快にピールP50で走行してみたいものですね。
さらにこのピールP50の素晴らしいところは、エレベターにもすんなり入るので、エレベーター待ちをしている人を驚かせたりする事もできます。ただ、もしエレベーターが停止してしまった場合ピールP50から出れないので何時間も座った状態が続くことになりますので、こちらも注意が必要です。(写真13)
ピールP50の最大の弱点は人!
実はこの素晴らしいピールP50には最大の敵がいます。そうです。人間です。というのも車体が軽いので簡単に持ち運べることがかえって裏目になってしまいます。下記の写真でもわかるように成人男性一人の力で軽々とピールP50を方向転換させる事が可能です。(写真14)ピールP50は反転されるとバックができないため、一度降りて車の方向を戻さないといけません。(写真15)それにより他の車からクラクションを鳴らされ続ける事になります。
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